
新島(にいじま)は、伊豆諸島を構成する島の一つであり、東京から南に約160km、静岡県下田市から南東に36kmの位置にあります。
東京からは竹芝桟橋より東海汽船のジェット船で約2時間30分、大型船で約7時間。調布空港からセスナで約30分くらいになります。
人口は約3,000人。
黒根漁港の様子
産業は漁業・農業・観光業が中心です。
特に漁業は近くに黒潮が流れているため多種多様な魚が釣れるほか、魚を開いて島伝統の「くさや液」につけ込み、天日で1~2日ほど干す「くさや」が有名です。
独特の臭いがあり、敬遠されがちですが、食べてみると非常においしい。
島特産の焼酎「島自慢」との相性は抜群です。
ハマるとくさやを焼いている香りを嗅ぐだけでよだれがでてきちゃいます。
是非、挑戦してほしい逸品です。

となりにある地内島
上陸後、まず感じるのは東京都でありながらありえないくらい澄んだ青い海です。
その青をさらに引き立てているのが、ケイ素を多く含む白い砂。
島の海岸のほとんどはこの白い砂浜で、まるで外国かと思うくらい美しい景色がそこに広がります。

島の東側には新東京百景にも選ばれた南北に7kmもある非常に美しい羽伏浦海岸があります。
太平洋からパワーのある波が押し寄せるため国内外のサーファーたちが集まる日本有数のサーフポイントとなっています。
夏には和田浜にて島内外の交流を目的とした「WAX」という音楽イベントもあり、昼は海、夜はWAXと非常に充実した時間が過ごせます。
美しい星空と海をバックに音楽に酔いしれるなんて都会では滅多に味わえないと思います。

釣りも盛んで、堤防からはカンパチ、ブリ、タイやヒラメなどの高級魚も釣れます。
時期が良ければ堤防じゅうにブリがゴロゴロなんて釣り人には夢のような日もあるようです!

モヤイ像
観光では、島内に入っていくと至る所にイースター島にあるモアイ像のようなものが目に飛び込んで来ます。
地元ではこれを「モヤイ像」とよんでいます。
「モヤイ」とは島の言葉で「助け合う」という意味で、都会にはない島の厳しい環境のなかで共に助け合おうという思いを込めて名付けたようです。
ちなみに、渋谷駅にあるモヤイ像は新島から寄贈されたものです。

向山展望台
島の高低差はおよそ430m。
島内の向山にある「向山展望台」にはお隣の式根島を眼下に海を一望でき壮大な景色を見ることができます。
特産品はまだまだあり、代表的なものは向山で採掘できる「コーガ石」。
「コーガ石」はイタリアのリパリ島と新島でしか採れません。
前述の「モヤイ像」もコーガ石でできています。島の伝統的な家屋の素材にも利用されています。
コーガ石を原料にしたガラス製品「新島ガラス」も有名で、色はオリーブグリーン、非常に素朴でかわいらしいのが特徴です。
羽伏浦海岸の無料キャンプ場
その他、まだまだ名所や特産品などありますが、特に無料のキャンプ場・無料の温泉施設などもあって旅行者に対してやさしい島です。
そしてそして!
何より一番言いたいのは、島の人の心の温かさです。
前述の「モヤイ」という言葉があるように、老若男女ともに助け合って人と人との結びつきも強く、
外からの人に対してもオープンにそして温かく迎え入れてくれます。
島の景観や特産品などもものすごく魅力的なのですが、都会では忘れていた物を思い出させてくれる新島の人々はもっと魅力的で、
帰りの船では「また、必ずここへ帰ってこよう」と思うはずです。
みなさんも是非一度「新島」へ遊びに来てください!
